はじめに
2018年、ポモドーロ・テクニックを始めると決めた瞬間から、最適なタイマーを求める旅が始まりました。
今回は、試行錯誤の末にたどり着いた最高のタイマーを紹介します。また、ポモドーロ・テクニックに特化したアプリのTickTickを手放した理由についてもお話しします。
対象となる読者
- ポモドーロ・テクニックを始めてみたい人
- ポモドーロ・テクニックに向いたアナログタイマーを探している人
キッチンタイマー選びのポイント
数々のタイマーを試す中で、重要だと感じたポイントがこちらです。
- 残り時間を瞬時に確認できるか → 作業中でも視覚的にパッと把握できることが大事。
- アラーム音の選択肢 → 職場で使うなら、音が控えめなものがベター。
- 時間設定のしやすさ → 直感的な操作でサクッと設定できるか。
アナログタイマーの試行錯誤
試したタイマーの中から特に良かったものをランキング形式で紹介します。
🥇 1位:☆☆☆☆☆

- 残り時間が大きく表示 → 一目で把握できる
- タイムアップ通知にバイブレーションも設定できる → 液晶点滅+バイブレーションで静かに通知
- ポモドーロ向けのプリセット付き
- 25分・5分がデフォルトで設定済み
- DIY面では任意の時間を設定可能 → 長い休憩時間15分を設定する
- 操作が簡単 → 本体を左右に回転させるだけでポモドーロ開始&ポモドーロ中断する操作が簡単!


🥈 2位:☆☆☆

- 液晶で残り時間を常時表示(ただし数字が小さいのが難点)
- 控えめなアラーム音 → 0.5秒の「ピピッ」だけで職場でも安心
- 2種類の時間設定を記憶できる(例:表面25分、裏面5分)
- 設定の手間がやや多い → ポモドーロ中断後の時間再設定が面倒

🥉 3位:☆☆☆

- 視覚的に残り時間がわかるデザイン
- アラーム音が職場向きではない → アラーム音は「ピピーッ」×4回。スイッチでアラームを消音するモードもあるが、消音するとポモドーロ終了に気づけない
- 時間設定が簡単 → 中央のダイヤルを回すだけ
- 見た目がお洒落

ランク対象外
自宅に限りますが、Google Nest HubやAmazon Alexaなどのスマートディスプレイに時間を測ってもらう方法もアリです👍

- 残り時間を瞬時に確認できる
- アラーム音の選択肢 → アラーム音が煩い。しかもユーザーが止めるまで鳴り止まない😂
- 時間設定のしやすさ → 『OK Google、25分計って!』
Google Nest Hub (第 2 世代)
新しい Google Nest Hub。スマートホームのコントロール センター。
デジタルアプリの試行錯誤
アナログタイマーだけでなく、デジタルツールも試してみました。
Windows11のフォーカスセッション機能
Windows11には、標準でポモドーロ・テクニックをサポートする機能があります。
- マルチモニター環境にすると、残り時間を一目で確認できる
- 耳障りにならない心地よいアラーム音
- フォーカス時間(集中)と休憩時間を設定できる
- 通知を自動でオフにできる

Windows 11 バージョン22H2(フォーカスを活用する) | Windows入門ガイド | パナソニック パソコンサポート
パナソニック パソコン(レッツノートなど)サポート情報 Windows入門ガイドページです。
ちなみに、Chrome OSにも同様の機能「フォーカスモード」があります。
- 残り時間をシェルフ(Windowsで言うタスクバー)に表示する。
- 一方でシェルフを隠す設定にしていると残り時間を瞬時に把握できないデメリットが発生する
- フォーカス時間(集中)だけを設定できる。休憩時間は設定不可能。
- 通知を自動でオフにできる


ChromeOS 122 で Chromebook に「フォーカスモード (集中モード)」が導入されます | HelenTech
Google は ChromeOS に生産性を向上させるいくつかの実験的な機能を導入しようと取り組んでいますが、このうちの1つである「フォーカスモード (集中モード)」が ChromeOS 122 で導入される可能性が報告されました。この機
TickTick(ポモドーロ特化型アプリ)

TickTick
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- TODOリストとポモドーロが連携
- ポモドーロを自動記録&集計
ただし、デメリットも。
- TODOリスト作成検討する際、アプリの操作が思考を振り回して混乱する
- スマホと連携するには月600円のプレミアムプランが必要
最終的な結論
しばらくTickTickを使っていましたが、最終的にやめました。理由は、
- 月額料金が高い。毎月600円が精神的にキツい
- デジタルツールは思考が発散しやすい
- ポモドーロの開発者フランチェスコ・シリロさんが「紙とペンによるポモドーロ・テクニック実践を推奨する。複雑性の高いIT機器を用いない方が良い」と言っており、それに共感した
現在は、アナログタイマー+Windows11のフォーカスセッション(通知をOFFするため)という組み合わせで運用中です。
最後に
タイマーを見つけて、皆様のポモドーロ・テクニックがさらに充実することを願っています。
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